クレジットカードのショッピング枠現金化はお金を工面するための方法として利用されていますが、イメージとしては決してよいものではなく新手のヤミ金融と表現されることも少なくありません。
なぜならクレジットカード現金化はクレジットカード会社の利用規約違反となるだけではなく、利用する決済金額よりも2割程度少ない金額となるため実質的な高金利の融資と解釈することもできるからです。
しかしながらごく普通の日常の中にもクレジットカードのショッピング枠現金化があることをご存知でしょうか?
社会人となれば会社の先輩や上司などと飲みに行く機会は増えることになります。
目上の方との飲み会では上司が支払いをするのが常識となっていますが、同僚との飲み会では支払い金額を人数で割る「割り勘」を行うのが一般的です。
この割り勘という支払い方法は正式には割前勘定といい江戸時代からある支払い方法となります。
参加者の同等割にして代金を支払う割り勘は実はクレジットカードのショッピング枠現金化となることもあるのです。
目次
飲み会の割り勘によるクレジットカードのショッピング枠現金化
数人の友人・知人と飲みに行く機会は少なくないでしょう。
特に上下関係のない飲み会では自分の食べた分や飲んだ分の支払いを清算するのではなく、支払いの合計金額を飲み会に参加した人数で割るのが一般的です。
この飲み会の割り勘でクレジットカード現金化をしている方も実際に存在します。
では飲み会を利用したクレジットカード現金化とはどのようなものなのかといいますと、この方法は飲み会を開催した主催者や幹事が利用可能な方法なとなります。
- 飲み会が終盤になると店員にお会計をします。
- 請求された金額をその場で割り勘にしお金を集めます
- 通常であれば集めたお金に自分の分を加え現金で支払いますが、現金ではなくクレジットカードで支払います。
- そうすると支払いはクレジットカードで行われ飲み代から自分の支払いが差し引かれた金額が現金化されることになるのです。
これが飲み会の割り勘を利用したクレジットカード現金化です。
たとえば参加者10人の飲み会で支払いの金額が8万円だったとします。
そうなりますと割り勘で支払う場合には一人あたま8,000円を支払うことになります。
幹事は9人から8,000円ずつを回収すると72,000円が集まりますがお会計はクレジットカードで8万円決済するのです。
そうなると8万円分の決済によって72,000円の現金を手にすることができます。
しかしこのクレジットカード現金化の換金率は90%ではありません。
なぜなら自分の飲み代が残りの8,000円となりますので、実質的な換金率は100%のクレジットカード現金化方法なのです。
割り勘をするためのスマホアプリが登場
割り勘によるクレジットカード現金化は100%の換金率となる優れた現金化の方法ということは間違いありません。
ただこの割り勘は参加者が必ず現金で支払いができる場合でなければ現金化することはできないのです。
そして飲み会やレジャーなどの複数の参加者いる機会でしか現金化することはできません。
つまり「今すぐにショッピング枠を現金化したい」という時に対応できるものではないことになります。
そうなりますと割り勘によるクレジットカード現金化というのは現実的な方法とはいえません。
最近ではスマートフォンで利用可能なアプリが多様化していることをご存知でしょうか。
多くの方が利用している
- カレンダー
- メモ帳
- 電卓
- メール
といった基本的なアプリだけではなく様々なジャンルのアプリが登場しています。
たとえば
- ドン・キホーテのポイントが貯められたりネット注文ができるアプリ
- 携帯電話とは別に通話が可能なアプリ
- クレジットカードを登録し決済が可能なアプリ
といったようにスマートフォンでいろいろなことができるようになりました。
そんな便利なスマホアプリのひとつに割り勘に特化したアプリがあることをご存知でしょうか。
これまで割り勘のアプリというと飲み代を割り勘にする際に金額を計算するだけのものでしたが、それとは全く異なるものです。
では割り勘のスマホアプリとは一体どのようなものなのかといいますと、飲み会の清算だけでなく贈り物の共同購入などの支払いの請求や決済をキャッシュレスで行うことができるアプリとなります。
たとえば「飲み会に参加したが手持ちが足りない」という時に「後日返すから立替といて」と言われたまま数ヶ月が経過してしまうことも少なくないでしょう。
そうなりますとお互いの関係が崩れてしまうこともあります。
お金を立て替えてもらった方も返す意思がないわけではありませんが、会う機会がなければお金を渡すことができないためそのままになってしまうことも少なくありません。
このようなケースを円滑に行うことができるのが割り勘アプリなのです。
この割り勘アプリは手元に現金がなくてもその場で請求をしクレジットカード決済などで支払いができるアプリとなります。
つまり割り勘アプリを通じてお金の支払いが可能となるキャッシュレス化した現代にマッチした画期的なサービスといえるでしょう。
そしてこの割り勘アプリでクレジットカードのショッピング枠を現金化することもできるのです。
割り勘に特化したスマホアプリは2種類
無料送金アプリ – Kyash –
割り勘のシステムというのは結局は「お金を支払う」ことでありそのスマホアプリは現金ではないキャッシュレスな支払いといえるでしょう。
つまり現金ではないお金の送金方法です。
ではお金以外の支払い方法として考えられるものといえば、クレジットカードのショッピング枠です。
したがってスマホアプリでの支払いというのはクレジットカードでの決済というのが一般的といえるでしょう。
2017年4月5日にリリースされたiPhone向けアプリKyashはLINEやfacebookといったSNSで繋がった相手にお金を送金できるスマホアプリなのです。
Kyashの特徴としてはアプリをインストールし起動すると、クレジットカード番号のようなものが表示されます。
Kyashで受け取ったお金はこのクレジットカードで買い物に使用することができるのです。
反対にKyashで支払いをするためにはアプリ内にクレジットカードやデビットカードを登録することによって残高がなかった場合には自動的にカードから決済されます。
つまり現金ではなくクレジットカードのショッピング枠を相手に送るような最新のスマホアプリなのです。
アプリで簡単わりかん。paymo
2017年の初めに登場したpaymoは無料送金アプリKyashと比較するとお金を送金することよりも割り勘に特化したスマホアプリといえるでしょう。
paymoでの代金の請求方法は相手のメールアドレスやLINEに
- 請求金額
- レシートの画像
- メッセージ
を入力し送信するというシンプルな内容です。
これまでこのようなスマホアプリでは送信先の相手もアプリをインストールする必要がありましたがpaymoはアプリがなくてもそのままクレジットカード決済で支払いができる特徴があります。
つまり割り勘の幹事だけがpaymoのアプリをインストールしていればクレジットカード決済で支払うことができるのです。
このような
クレジットカード決済で支払いができ、現金として受け取れるスマホアプリは今後クレジットカード現金化に活用されるのではないでしょうか?