クレジットカードのショッピング枠現金化の業者を換金率で比較されている方は少なくありません。
クレジットカードの決済金額に対してどれだけ多くの現金になるのかは確かに重要なポイントといえるでしょう。
では業界でも最高クラスの高い換金率であることは間違いありませんが、振込まで一週間かかる現金化業者をどれだけの人が利用するでしょうか?
さらには表記されている一律93%の換金率で現金化できますが危険な決済ラインを使用しているためクレジットカード会社から連絡がくることが多い業者に申し込みますか?
このようにいくら高い換金率だからといって必ずしも優良店とは限らず、換金率の数字だけで現金化業者を比較するのは正解とはいえません。
ショッピング枠現金化の一般論として
キャッシュバックによる現金化は違法だが商品買取での現金化は安全という認識があります。
確かに過去にキャッシュバックによる現金化を業務としていた業者が逮捕された事例はありますがカードお金の看板で見かける商品買取の現金化業者は法律に違反していません。
これが決定的となったのが2011年に全国で初めてクレジットカード現金化の業者が逮捕され有罪判決を受けた判例です。
この一件によってこれまでインターネット上で「合法なキャッシュバック特典付商品によるショッピング枠現金化」として営業していた業者が撤退していくことになりました。
しかしすべての現金化業者がいなくなってしまったわけではありません。
引き続きキャッシュバック方式を続けていく現金化業者もあります。
そして新たな方法によるクレジットカード現金化も登場しはじめたのです。
配送による商品買取によるショッピング枠現金化
クレジットカード現金化の方法としてキャッシュバックによる方法は商品売買を装った高金利融資として違法行為となりました。
しかし商品の買取は実際に価値のあるものを買い取るだけなので「商品売買を装った」と解釈することはできません。
そこで現金化業者が考えたのが、
- キャッシュバックと同じく利用者に指定した商品を購入させる
- 購入された商品が利用者の自宅に到着
- 利用者は商品を現金化業者に買取依頼し商品を送る
- そして現金化業者に届いた商品の買取代金の振込
というキャッシュバックのクレジットカード決済を採用し商品買取という形に方法を変えた新しいショッピング枠現金化の方法です。
確かのこの方法であればキャッシュバックによる現金還元ではなく、クレジットカード決済で購入した商品の買取になります。
つまり法律には違反しないショッピング枠現金化の方法となるでしょう。
そして取引はインターネットと電話で行うことになるためカードでお金の現金化方法のように来店する必要なく日本全国どこからでも利用することが可能となります。
しかしこの現金化方法にはひとつの問題点があったのです。
新しい商品買取による現金化の問題点
この商品買取によるショッピング枠現金化は違法性のない安全な方法でありながらも、店舗型のように地域を限定されることなくどこからでも利用することができます。
そのためこれまのクレジットカード現金化の方法よりも優れているように思われますが重大な欠点がありました。
それは振込されるまでに数日必要となり即日現金化することはできない点です。
一般的な運送会社で配送することになりますので商品が届くまで近くても翌日となり離れた地域では中一日はかかります。
しかも片道ではなく往復となるためその倍の日数を経過してから振込みされるのです。
クレジットカード現金化においてこれは致命的な欠点ともいえるでしょう。
大半の現金化利用者は即日振り込みを希望しています。
時間に余裕がある方でも翌営業日までしか待つことはできないでしょう。
このショッピング枠現金化において「時間」は非常に重要な意味を持っており実は換金率よりも即日振り込みが重視されているのです。
もしあなたがこれまで利用していたショッピング枠現金化の業者が即日振り込みできなくなってしまい3日後の入金となってしまったら、その業者をこれからも利用するでしょうか?
大半の方は即日振り込みが可能な別の業者に切り替えることになるでしょう。
それを避けるためにもこの新しいショッピング枠現金化は即日振り込みを可能にしたのです。
即日振り込みが可能な商品買取による現金化の方法
キャッシュバックでのショッピング枠現金化はクレジットカード決済が完了した時点で振込みが可能となりますので、即日現金化に適しています。
その点、店舗での商品買取もその場で買取代金が手渡されますので来店すればその場で現金化できます。
では配送による商品買取で即日振り込みするためにはどのようにするのでしょうか?
それは前金として買取代金の一部を先に支払うのです。
この配送による商品の買取による現金化の決済はキャッシュバック方式同様、自社の決済ラインとなります。
つまりクレジットカード決済が完了した時点で現金化業者には利益が確定し入金されることは間違いありません。
その後の商品の配送手続き及び受け取りとなるため、この部分はあくまでも建前上の手続きとなるのです。
極論をいえば現金化業者としては決済が完了した時点で買取代金を振り込むことも可能となります。
しかし買取代金の全額を振り込んでしまえばキャッシュバックと変わりません。
これは違法なキャッシュバックと区別するための方法となるため、買取代金の一部を前金として振込むのです。
そして商品が到着後に残りの買取代金が振り込まれることになります。
前金が即日振り込みされるのは偽装となり危険!?
この配送による商品買取は前金として即日振り込みが可能です。
そのため現在でもこの方法でショッピング枠現金化している業者は実在していますが、完全に安全な方法とはいえないでしょう。
なぜなら買取代金の一部が前金として振り込まれることになるのですが、この時点ではまだ商品は手元にありません。
いくら前金といえどもまだクレジットカード決済はしたが、商品が届く前の状態で前金を支払うのは常識として考えられる範囲ではありません。
そうなりますとこの振込みされる現金の意味は何なのかということを追求しますと、キャッシュバックの現金化と同じところに行き着くのではないでしょうか?
仮にこの前金がなければ商品の買取代金としてまかり通る可能性はありますが、この部分に違法性を問われる可能性は少なからずあるでしょう。
現在ではこの配送による商品買取での現金化を行っている業者はごくわずかですが、あまり利口な方法とはいえずオススメすることはできません。