クレジットカードのショッピング枠現金化の元祖と言えば「カードでお金」の看板ではないでしょうか?
このカードでお金の看板は電信柱やブロック塀など至る場所に貼られていることがあります。
そういった場所に貼られているのはカードでお金だけではなく「車でお金」や「電話金融」といった貸金業者の看板も周辺に貼られていることに気付くと思います。
クレジットカード現金化は世間一般的には金融業者と誤解されていることもありますが、こういった貸金業者の看板に並んでいるという理由も少なからずあるでしょう。
今も昔もカードでお金はお金を借りることができるお店ではありませんがお金を工面する方法ではあります。
それではこのカードでお金の看板の周りの看板の業者について調べていきたいと思います。
車でお金を借りることができる車金融
お金を貸す金融業者は何らかの価値のある物を担保として預かり、その価値の範囲内で融資をするのが一般的となっています。
そのため不動産や有価証券といったすぐに現金化できる物が担保として融資されているのです。
しかしなかなか不動産や有価証券を所有している方がお金に困ることはないでしょう。
どんな商売でも幅広いターゲットで狙うことができる方がのびしろがあるのです。
ある程度の価値があり、多くの方が所有しているものを担保に融資すれば商売として成立します。
その定番となるのが自動車を担保にお金を貸す車金融です。
- 乗ったままでも融資
- ローン中OK
- 他人名義でも可
ということもあり誰でも車さえあればお金を借りることができるように思われます。
この車金融というは原則的に名義変更するための書類一式が必要となり返済が滞れば名義変更されてしまいます。
ローンがある場合にはその残債によって見込める金額での融資となり、ほとんど残債が残っている状態では融資されません。
このような車金融もカードでお金と同じようにお金を工面するための手段として活用さえれているのです。
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手形でお金を借りることができる事業者向け融資
ヤミ金融の台頭として一世を風靡したのが企業の経営者や事業主を対象とした高金利での貸付を行う手形・小切手金融です。
個人融資と比較すると利用する金額は高額となり10日で1割や1週間で3割という暴利をむしり取る極悪非道な商売でもあります。
通常で考えればこんな高い金利を支払えるわけがありません。
しかしこのようなヤミ金融は手形や小切手を担保として預かっているのです。
返済が滞り手形や小切手が当座に回ってくれば決済するしかありません。
もし決済ができなければ不渡りとなり銀行からの信用を失い倒産することになるでしょう。
事業主はそれだけは回避するために高い金利を何とかするしかないのです。
このような手形や小切手によるヤミ金融は社会問題となりましたが、現在ではもう消滅したのではないでしょうか。
その理由は2010年に施行された改正貸金業法により罪がこれまでよりも重い刑となり、振り込め詐欺の影響により銀行口座がすぐに凍結されるようになり運営していくこと自体が困難な状況にあるからです。
今では「手形金融」の看板があったらなかなか貴重な存在なのではないでしょうか。
電話の金融・販売のマルフク
街中に貼り巡らされているステ看板の中で最大のシェアを誇っているのが赤と白の看板で「マルフク」とカタカナで書かれたものです。
このマルフクの看板には「電話の金融・販売」とだけ書かれているのですが一体どのような商売なのでしょうか?
まず気になるのが電話に関係するビジネスという点だと思います。
現在では電話といえば携帯電話でありスマートフォンです。
スマホやケータイという言葉は遣われていますが「電話」という言葉はあまり使用されなくなっているようにも感じます。
「電話の金融・販売」という言葉から連想されるものは中古スマートフォンの買取・販売くらいしか浮かびません。
しかしそれでは貸金業者ではないことになります。
このマルフクという会社は現在でも看板は残っていますがすでに廃業している会社なのです。
つまり現代のビジネスではなく、数十年前に繁栄していたがもう無くなってしまった商売ということになります。
今とは別の時代となりますので今の常識は通用しません。
当時、電話回線は数万円で売買されている高価なものでした。
今のように携帯電話はありませんので固定電話はどこの家庭にも必ずあるものだったのです。
この電話回線を担保に融資をしていたのがマルフクであり日本全国に店舗展開し営業していました。
しかしマルフクが担保として融資していた電話加入権の価値が著しく低下したため経営が傾き廃業する末路となったのです。
この誰でも持っている電話を担保に融資するという発想は今の携帯キャリア決済現金化にも活かされているようにも感じます。
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