普段の生活の中で何をやってもうまくいく調子のよい時もあれば、すべてが思い通りにならないうまくいかない時期というのもあります。

 

うまくいっている時には深く考えることもなくスムーズに月日が過ぎますが、うまくいかない時期にはこのような状況をどうにか打破しなければならいと思慮しますが、そう簡単にどうにかなるものではありません。

 

そんな何をしても思い通りにならない負のスパイラルの最中に利用したショッピング枠現金化の体験談をこれからお伝えします。

 

ショッピング枠現金化を利用することになったきっかけ

これまで嫁と子供2人の家族4人でなんとか生活ができるくらいの収入でとても贅沢とは言えませんが平穏な日々を送っていました。

 

その時はお金に余裕はないですが、それほど困ることはない言い換えれば質素な暮らしでした。

 

クレジットカードは数枚所持していましたが、使うまでの余裕はないため一応持っているだけのものでしかありません。

 

そんな日々が何年も続きちょうど長男が小学校へ入学する頃の出来事でした。

 

会社の業績が上がりそれに伴い少しずつ年収も増えはじめたのです。

 

それまでは常にギリギリの生活だったため蓄えはありません。

 

ちょっと収入が増えたからといって預金はせず、これまでの暮らしよりも少し贅沢な暮らしへと移り変わっていたのです。

 

週末になれば外食に行き家族旅行も行くようになりました。

 

私になかでは「これが普通の家族だ」と思い込んでいたのですがこれが過ちのはじまりとなったのです。

 

収入が増えれば税金や保険料は多く払わなければなりません。

 

給料自体は増えたのですがそれに比例して毎月の支払いも増額したため実質的には手元に残る金額はそんなに変わらなかったのです。

 

しかし増えた分のお金はもうすでに消えておりそれを支払うまでの余裕はなくどうにかお金を工面しなければなりません。

 

そんな時に見つけたのがキャッシングよりも低金利で利用できるショッピング枠の現金化でした。

 

業界トップクラスの換金率に魅了され申し込み

消費者金融やキャッシングを利用すると法定金利程度のかなり高い金利を支払わなければならないということは認識していました。

 

このような貸金業よりも比較的低金利で利用できるクレジットカードのショッピング枠をお金に換えることができるクレカ現金化サービスをインターネットで見つけました。

 

クレジットカード決済をしたショッピング枠の100%がお金になる訳ではありませんが長期的に見ればキャッシングするよりもお得に資金調達することができるのです。

 

WEB上にはいくつものクレカ現金化のサイトがありましたがこの換金率に注目し最も高い98.8%の業者に申し込みをしました。

 

98.8%で換金されるのであれば10万円の決済で9万8800円になるものだと思っていたのですが、この魅力的な換金率は実際に振り込まれる金額ではなかったのです。

 

この業者では指定されたネットショップで商品を購入し買い取る形での現金化方法でしたが、商品の配送先を業者の住所に直接配送するので実際に商品が届くことはありません。

 

担当者曰く「商品が自宅に届くの困るというお客様の要望にお応えするために直接買取をしています」とのことでした。

 

正直な話、クレカ現金化の利用者にとって煩わしい手続きでなければどのような方法でも関係ないと思います。

 

結局のところお金が必要だから利用している訳で方法にこだわる必要はありません。

 

言われるがまま手続きをすれば高い換金率で現金化できると信じ商品を購入しました。

 

 

幻の換金率でしかなかった現実

すべての手続きが終わり最後に買取り金の確認となりました。

 

すると「本日の換金率は80%になります。商品を購入する際には別途消費税が必要になりクレジットカード決済のための手数料と振込手数料、商品の送料はお客様の負担となりますのでお振込み金額は6万7000円です。」と告げられたのです。

 

この衝撃の告白にはさすがに頭が真っ白になりました。

 

想像していた金額よりも30%以上も低い数字になってしまうからです。

 

全く納得がいかずすぐにキャンセルを伝えると「もう振込が完了したのでキャンセルには応じられない」と促され意気消沈。

 

この悪質な現金化業者によって3万円以上の余計な出費を被る結果となりました。

 

あの夢のような魅力的な換金率は利用者を欺くための甘い罠だったのです。

 

そして翌月のクレジットカードの支払日

支払いのお金が足りないために利用したクレジットカード現金化ですがそのお蔭でさらに出費が増える結果となりました。

 

クレジットカードは使用した月の翌月の引き落としとなります。

 

現金化したお金は当然支払いへと消えました。

 

そして翌月になりクレジットカード現金化で使用した10万円分の引き落としが迫ってきます。

 

当然この支払いをするお金はありません。

 

その結果またショッピング枠を現金化するしかありませんでした。

 

もちろん前に騙された業者とは別の業者ですが、それでも換金率は80%弱にしかなりません。

 

今、お願いしている担当者曰く「どこのサイトでも90%以上を謳っていますが、実際に90%以上の換金率の業者は存在しないんですよ。ほとんどが7割前後じゃないですかね。自慢じゃありませんが当店は高い方だと思います。」

 

確かに前回の業者を考えれば担当者の発言は適格だと思います。

 

しかしこの現金化の優良業者でも2割のロスが出てしまうことになるのです。

 

確かにショッピング枠を現金化できるのは画期的なサービスですが負担を考慮すると便利な反面、利用料金の割高なサービスだということがわかりました。

 

この毎月の支払い日には現金化を利用しなければならない宿命からはいまだに解放されることはありません。

 

いつまでこのスパイラルは続くのでしょうか。