誰もが子供の頃から「約束は必ず守るもの」として教わってきたのではないでしょうか?

 

約束を破ることは許されることではないとして多くの方が認識しているはずです。

 

しかし大人になり様々な事情があり時には約束を守らない選択というのも選択肢の中に加わっていることもあります。

 

昔も今も交差点では赤信号は渡ってはいけないという絶対的なルールが存在します。

 

日本では道路交通法があり道路を通行する全ての人がこのルールを守る必要があります。

 

交差点での赤信号は対面する車道が青となり赤信号を無視すれば事故になる危険性が非常に高いという理由があるからです。

 

見通しの良い道路では例え信号が赤だったとしても安全を確認をすることができ信号を無視し横断しても何の危険もありません。

 

しかし道路交通法には違反する行為となり決められたルールを破ることになります。

 

安全か危険かではなくルールはルールであり守るべきものなのです。

クレジットカード会員としての規約というルール

クレジットカードを発行する際には必ずクレジットカード会社の定める利用規約に同意の上、会員となります。

 

従ってクレジットカード所有者はこの利用規約に則りクレジットカードを使用しなければなりません。

 

しかし大抵の方はこのクレジットカードの利用規約を理解することなく使用しています。

 

普通にクレジットカードで買い物をしているだけであればこの利用規約に違反することはなく何の問題もないから特に全てを理解する必要がないというのが多くの所有者の見解ではないでしょうか?

 

これは法律でも同じ日本の法律をすべて熟知しなければ日本で生活できないわけではありません。

常識のある暮らしをしていれば法律に違反することなく犯罪に巻き込まれることもないでしょう。

 

つまりクレジットカードの利用規約がわからなくても買い物をし支払いをしていれば特に問題なく使用することができるのです。

 

換金目的でクレジットカードを使用することは規約違反行為

どこのクレジットカード会社にも必ず利用規約はありますがその内容に大きな差はありません。

 

このクレジットカード会社と会員の間で交わされる利用規約の中で禁止される行為の一つに換金目的によるクレジットカードの使用という項目があります。

 

これはどういった内容なのかといいますと、クレジットカードで買い物をする際に購入した商品を転売及び換金する目的で使用することを禁じているのです。

 

そのため原則的にクレジットカードの利用規約では現金化行為での使用は禁止行為となり規約に違反することになることになります。

 

このクレジットカード現金化は利用規約違反というのはショッピング枠を現金化されている方の大半が承知の上で利用しているのです。

 

確かにクレジットカード現金化は利用規約におけるルール違反ですが、現金化をすればすぐに利用停止などの措置となる訳ではありません。

 

ではなぜクレジットカード現金化は規約違反であるにもかかわらずそれを阻止する動向はみられないのでしょうか?
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換金目的を立証することは容易ではない

クレジットカードのショッピング枠は買い物するためにあります。

 

買い物をする目的というのは人それぞれでありクレジットカードを使用する際にその目的を問いただすことはできません。

 

この換金目的というのはクレジットカードを使用する際に購入した商品を換金する目的で使用することになります。

 

例えばカードでお金の現金化業者に指定された新幹線の回数券をクレジットカードで購入し現金化業者で換金するのは換金目的に当てはまるでしょう。

しかし頻繁に地方へ出張するため事前にクレジットカードで新幹線の回数券を購入しました。

 

ところが突然思いもよらぬ病気を患い長期間入院を余儀なくされたため出張にも行けないので回数券を金券ショップで換金したのです。

 

結果的にはどちらもクレジットカードで購入した新幹線の回数券を現金化したことになります。

 

この一例では後者の場合もクレジットカードのショッピング枠を現金化したことになりますが、換金目的で使用してはいません。

 

この両者の区別をクレジットカード会社が判断することはできないため換金目的を立証することは困難となります。

 

そのためクレジットカード現金化したとしてもそれが本当に利用規約違反かどうかは見極めることは不可能なのです。

 

 

クレジットカードのショッピング枠現金化に利点がある

各クレジットカード会社は現金化行為を認めてはいません。しかしクレジットカード会社にとってこのショッピング枠を現金化することは大きな損害を被る悪質な商売とも言い切れない部分があります。

 

なぜならクレジットカードの支払いをするために現金化をしている方も少なくはありません。

 

この支払いができない状態に陥った方でも現金化すれば一時的に支払いを凌ぐことができます。

 

仮に現金化がなければ支払いが滞ることになり不良債権へと発展する可能性もあります。

 

そういった方の支払いを繋ぐことができる潤滑油としてクレジットカード会社は現金化を黙認している部分は少なからずあるのです。

 

クレジットカード会社はルール違反を強行されても罰することはない

赤信号を無視して交差点を通過することは交通ルール違反になるのはご存知だと思います。

 

そこに警察官やパトカーがいなければルール違反を犯しても罰せられることはないでしょう。

 

クレジットカード現金化は利用規約に違反する行為には違いありません。それを取り締まるのはクレジットカード会社です。

 

クレジットカード会社はこのルール違反を厳重に取り締まっている訳ではありません。

 

そのため現在でもクレジットカード現金化という商売が平然として続けられているのです。

 

 

子供の頃は「約束やルールは守るためにある」と教えられてきました。しかし大人になり「約束は破るためにある」ということの存在も知るのことになります。

 

従って約束やルールの正解は一つだけではなくいくつもの選択肢がありそれぞれの回答があるのです。