クレジットカードのショッピング枠現金化は消費者金融などの審査はないためクレジットカード所有者であれば誰にでも簡単に利用可能な資金調達方法として定着していますが、いくつかの方法があります。
そのなかでもいつでもどこからでも短時間で手続きができる方法として急激な成長を遂げたのがキャッシュバック特典付きの商品をクレジットカード決済で購入する現金化方法です。
これまでのクレジットカード決済で購入した商品を換金する方法と比較すると利便性は遥かに優れた方法として一世を風靡しました。
ではこのキャッシュバック方式のクレジットカード現金化について解説していきます。
目次
キャッシュバックによるショッピング枠現金化の仕組み
多くのクレジットカードのショッピング枠現金化では購入した商品の換金がオーソドックスな方法となっています。
つまりキャッシュバック特典付き商品購入による現金化方法は例外的なクレジットカード現金化と言えるでしょう。
キャッシュバック方式の現金化ではクレジットカード決済で商品を購入しますがそれを転売することはありません。
商品を購入した特典として現金がキャッシュバックされることになります。
よくある例えにしますと、スーパーのお菓子売り場におもちゃ付きのラムネが販売されているのをご存じでしょうか?
このおもちゃ付きのラムネの価格は300円程度となり通常のスナック菓子やチョコに比べ高い設定となっています。
これを購入してみると子供が好みそうなおもちゃに小さなラムネが一つ入っていました。
販売する側の意図としては高価なラムネにおもちゃという付加価値を付け販売しているのです。
キャッシュバックによる現金化に重ねますとおもちゃが現金であり、ラムネが購入する商品ということになります。
子供は魅力的なおもちゃを欲しがるのと同じで現金化利用者はお金を目的としています。
そのために小さなラムネやほとんど価値のない商品を購入するのです。
従ってキャッシュバック方式の現金化業者は現金目的の利用者に無価値の石ころやCD-Rなどをクレジットカード決済で購入してもらい現金を還元しているのです。
お菓子売り場にある高価なラムネと仕組みとしては同じですが、おもちゃではなく高額な現金という点だけですが理に適った方法とは言い難い部分があります。
キャッシュバック方式で現金化する利便性
クレジットカード決済で商品を購入し転売する現金化方法では基本的に店舗まで足を運ぶ手間がかかります。内容としては非常にシンプルな方法ですが物理的にユーザーが行動しなければなりません。
それと比較しますとキャッシュバックによる現金化方法はほとんど手間はかからず時間効率も優れています。
その理由はキャッシュバックの場合にはクレジットカード決済により商品の購入が確定した時点でキャッシュバック特典となる現金を還元することが可能だからです。
そのためインターネットのECサイトから商品を購入し即座に指定の金融機関へ振り込まれるため手続きに要する時間は30分以内でも現実的に可能ということになります。
例えばショッピング枠を現金化したいが地方に住んでおり市街地まで出なければ店頭買取による現金化の店舗がない方や、対面での取引に不安な方には適した現金化の方法となります。
このキャッシュバック方式での現金化はこういった性質から店舗での営業は行わずすべての取引をインターネットや電話で行うため日本国内であればどこからでも利用することが可能です。
多くの現金化業者ではネットバンクによる振り込みも対応しているため土日や夜間でも即座に振込が反映できることからいつでもどこにいても短時間でクレジットカード現金化を利用できるとして利便性に優れたサービスとなっています。
キャッシャバックによる現金化が抱える問題点
商品買取によるクレジットカード現金化と比較すると現金を特典として還元する方法には問題とされる点があります。
所在地などが把握できない不透明な点
カードでお金の現金化業者の大半は店頭での商品買取となります。そのため所在地や商品の売買手続きは明確となりますが、キャッシュバック方式ではすべての手続きをインターネットを経由して利用することができる反面、どこでどんな人間が業務を行っているかを把握することはできません。
これはインターネットサービスにおける盲点ともいえますが、クレジットカード現金化は通常のネットショップではなくお金に関わるビジネスという点があり不安を抱く方は少なくありません。
ましてやクレジットカード現金化は違法性を示唆されている健全な商売といえるサービスではありません。
そのため明確な所在地や法人による運営など堅実な運営を行っている業者は少数派となっておりこの問題は今後も続くと推測されます。
キャッシュバック特典付き商品の価値
商品買取による現金化では主に換金性の高い商品を用いられることがほとんどであり通常の中古品の売買の業務と同じとなりますがキャッシュバック方式ではその性質上、商品自体はほとんど価値のない商品が使用されています。
法律的な観点から言えば仕入れ値が10円の商品を100万円で販売したとしても法律に違反することはありません。
しかし一般的な視点かれすれば10円のものを100万円で購入するのは不審に感じてもおかしくはありません。
この10円の商品の付加価値として80万円が還元されるのがキャッシュバック方式の仕組みですが、クレジットカード会社としては納得がいかないのは当然のことなのではないでしょうか。
クレジットカード決済で購入した商品の所有権は支払いが終わるまでは購入者ではなくクレジットカード会社にあります。
10円の価値しかないものを100万円で決済する行為は許しがたいことです。
そのためクレジットカード会社はキャッシュバックによる現金化を認めることはなく違法な業者として排除する傾向にあります。